『モテない男の共通点』
~若い男性の応援団長より~
「楽してんなぁ~。」
そろそろほろ酔い気分の僕は言いました。
「君らさぁ、自分に寄ってくる女の子を彼女にしてさ、自分が一目惚れした女性とかにアタックしないだろ?」
「確かに、そうですね…」
とふたり。
これ、もてない男性の共通点なのです。
まず、自分が傷付きたくない、恰好悪い結果になりたくない…
それから、誰でも綺麗だと思う女の子には、
(絶対に彼氏いるなぁ…)と勝手に思い込んで、何故かアクション起こさずに諦める傾向。
で、僕は言いました。
「よくさ、凄い綺麗な女性に、何であんな男が…っいうの見た事ない?」
これまた反応よし(笑)
「あります、あります❗️」
「何でなんだと思う?」
「何でなんですかね?」
「それはさぁ…」僕は言いました。
「自分がイケメンじゃない事を知ってるからだよ。
だから、ふられる事が当たり前で、それでも、君らみたいにイケメンじゃないからさ、自分でいかなきゃ彼女なんかできないもの。」
ふたりとも黙ってる。
「いいかい…」僕は続けました。
「ああいう子はさ、確かに慣れてんだよ、声をかけられるのは。
撃沈している男性は沢山いるだろうね(笑)。
でも、それは皆んな同じだからだよ。どいつも、こいつも、皆んな口説き方は一緒。そんなのに慣れているだけ。
だったら、今までこんな男性いなかった…というような感じでいけば良いじゃない。」
「けど、冷た~くあしらわれたら?」
「そんなの当たり前じゃん(笑)。待ってました、あなたは私のタイプ❗️って言うと思う❓(笑)」
「そりゃ、そうですけど…」
「女の子にだってプライドがあるよ。待ってました、みたいになるわけがない。」
「…ですよね…。」
「みたところ…」
僕はカウンターの店の女の子に向かって言いました。
「あの子たち、この店は初めてじゃないでしょ。定期的に来てる子たちだと思うけど…」
すると店の女の子は、
「そうですね。店長と知り合いみたいで、ちょこちょこ来ますね。」
「ほら。思った通り。」僕は彼らに言いました。
「今回ね、声をかけてフられても良いんだよ。ってか、フられたって言うより、断り文句は挨拶文句だと思えばいい。
それでね、君らもチョコチョコこの店に来ればいい。割と安い店だしさ(笑)
そうしているうちに、何かの縁で仲良くなる事もある。
けど、いま印象に残る事をアクションしておかないと、また会った時にも初めての客同士でしょ。」
「確かに…」彼らは言う。
「でも、彼氏がいたら…」
「いたっていいじゃない。彼氏でしょ?旦那なら話は違うけど。
彼氏、彼女で同棲してるとか、結納済みとかじゃなければ、そんなの浮気にならないよ…まぁ、法的には。」
要するに、彼らはいつも楽な恋愛をしているんです。
だから、いまの若い男の子は、綺麗な男の子が多いのですね。
女性の方から好まれる、平均的な容姿を求めているわけです。
言い換えれば、個性がない。
だって、お金を出せば、いくらでもファッション雑誌に載っているような容姿になれるのですから。
若い女性は、見た目ではそういう男性に先に目が行きますよね。
ですが、自分というものをぶつけて、自身を理解してもらう努力を怠るのです。
いってみれば、チャレンジャーではないのですね。
「そんな事じゃ…」
僕の酔いも絶頂に(笑)
「本当の自分の好みの女性と出会う事なんてできないぞ❗️」
ずっと酔っ払いの僕の話を聞いていた男性のひとりが突然、
「ぼく、いきますよ!」
と目を輝かす。
「いいねぇ~男だねぇ(笑)
いけ、◯◯君❗️」
「いきますよ、これね…マジで。タイミングを見計らって…」
その日、結局…彼らが彼女らに声をかける事はなく、見事に他人のまま帰って行きました(笑)
と、まあ…これが最近の若い男性の恋愛事情の真実です。
“草食系”というやつですね。
最近、肉食系の女子が増えたと言いますが、
致し方がない事なんですね…
でも、最近の若い男性諸君、頑張れ❗️
フられても死にゃしない(笑)
それが経験。
最後に、男女の恋愛は戦いで、
社会に出て男は仕事をしますが、実は営業マンと女性を口説くのには共通点があります。
それは、相手に真の自分を知ってもらう事。
一生懸命さ、誠実さ、そして、その相手にとって、唯一の人間である事です。
若い頃には、不細工系なのに、まぁまぁモテた、いまは48才のオッさんからの御意見でした(笑)